お金に対して自信が持てる

製造業やサービス業での中国撤退

一時期は中国進出が盛んに行われていましたが、今では逆に中国撤退がブームとも呼べるようなものになっています。

これにはいくつかの理由があり、まとめてチャイナリスクと呼ばれることがあります。

政治的なリスクが最も大きなものかもしれませんが、ニュースなどでも報道されているように米中間の対立はなかなか解消する気配がなく、中国で生産していたり中国企業と取引をしていることでアメリカやその他の西側諸国との取引に影響が出る可能性があるでしょう。

環境の問題もあります。

かつての日本でも似たようなことはありましたからあまり人のことを強くは言えませんが、いわゆる公害のレベルが深刻さを増しているという実態があるわけです。

もちろんコストも関係しています。

かつて、中国進出が盛んに行われていた理由の一つは、人件費を始めとするコストが安かったからであることは間違いありません。

ですが経済成長に伴って人件費は確実に上昇傾向であり、中国以外の東南アジア諸国の魅力が相対的に増してきています。

政治的なものに近いと言えるかもしれませんが、中国は行政のシステムも日本とは大きく異なり、許認可などが思ったように進まないということもあります。

これらのチャイナリスクによって、今では中国撤退を考える企業が増加しているわけですが、実は撤退に関しても一種の許認可が必要で、思ったほど容易にはできない実態があったりしますので、この点にも十分な注意が必要です。